大正時代から始まった九谷焼絵付け技術の青粒(アオチブ)粒が白・赤の絵付けもあります。
イッチンというボールペンの先のような器具に青の顔料をいれてカチカチと音をたてながら打ち込む技術です。
絵の具の粘り具合が大切で【粒・間隔】ともに均一性が大切で高い技術を要します。この多用途急須は本物で提供したく転写シールや判子は使ってはおりません。
九谷焼銀彩です。 金沢から仕入れた銀箔に夜桜をイメージした釉薬をコンプレッサで吹き付けする技法です。
純銀箔を貼り付けた特大の寿司湯呑です。
夜桜をイメージした釉薬をかけています。
盛る作業になります。絵の具を生地全体に『のせて』いきます。
均等に丁寧に絵の具を盛って焼成するとこんな素敵な色に焼きあがります。
九谷焼の上絵窯では絵付けした製品を焼成します。
融点の温度で絵付けした絵の具が生地(BODY)にしっかりと焼きつきます。写真の急須の融点は730度。
窯の温度設定絵をし電気をいれる自動タイプです。
九谷焼では金彩をよく使いますが剥げない釉薬は無いものか?そんな疑問に560度で焼成した金花詰に銀彩の吹付けをし760度で焼成しました。金花詰の絵の具がどろどろに溶けてしまいました。
そこで碗の半分だけクリアーをかけて食器洗い乾燥機にかけて検査をしてみました。【検査中】
転写紙の黄色部分はカラーコートといいまして転写を貼った後、黄色の部分には絵の具を書いてもはじいてしまいます。絵の具に特殊な油が混ぜている場合はこの限りではありません。弊店は耐酸絵の具へ切り替えすることにより760度焼成から790度焼成になりました。
にかわ
1㎝角にハサミで切り水50㏄を水から煮たてて人肌位の温度になったら日本手ぬぐいにつけ生地を拭きあげます。生地の脂分が取れ絵の具の吸着もよくなります。また線描きも細く書けるようになります。
線描きするゴスや赤絵は絵具自体を水でなくカテキンがあるお茶でするとなお書きやすいです。
金磨き専用ペーパー
九谷焼の装飾には絵付けにもよりますが金を使用する場合が多いです。
本金は窯焼成後(600~650度)はそのまま金の色になるわけではなくどりらかというと黒系です。こちらの金磨き専用ペーパーで磨いていくと金がいい色になっていきます。
本来、メノウ石を使用しますが招き猫や風鎮など必ずしも平面作業ではないためこのペーパーは便利です。おそらくメノウ石成分を含んだものと思います。
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